【実例】営業が辛すぎて証券会社からWebマーケターに転職した話

【実例】営業が辛すぎて証券会社からWebマーケターに転職した話

現在、証券会社にお勤めの方の中には下記のような不満や不安を感じ、転職を検討している人も多いと思います。

  • 日々の営業活動のプレッシャーが凄まじく、職場内では常に怒号が飛び交っていてストレスがたまる
  • 会社の数字のためにどんな相場環境でも金融商品を提案しなければならず、仕事に意義が感じられない
  • 証券会社で働いていても自分自身のスキルが向上しているとは感じられず、これからのキャリアが不安

証券会社の営業職はかなりハードで、精神的にも肉体的にもとてもハードですよね……

アーク

私も大手証券会社に3年8ヶ月ほど勤務していたので気持ちはよく分かりますし、同じように感じていたので証券会社を辞めています!

過去の私と同じように、証券会社で働く日々にしんどさを感じ、転職したいと考えている人も多いと思うので、私の転職の実体験や過去に証券会社を退職した同僚のケースも交えて証券会社からの転職の実例を紹介したいと思います。

証券会社から転職して感じたリアルな変化や転職の際にアピールできる強みなども紹介させていただきますので、ぜひ参考にしてください。

ちなみに私は営業の仕事が嫌すぎてWebマーケターの職種に転職しています。証券会社からの転職先としては少数派ですが、私と同じように営業の仕事から離れたいと感じている人にとっては1つの参考になると思います。

この記事を書いた人
  • 新卒で大手証券会社に入社し、3年8ヶ月ほど在籍
  • 27歳で未経験からWebマーケターに転職
  • 複数サイトを運営しているブロガー
アーク

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目次

証券会社を辞めた後の転職先はどこが多い?

証券会社を辞めた後の転職先はどこが多い?

証券会社から転職する場合、大きく分けると2つのパターンがあります。

要するに、証券会社で培ってきた営業スキルを活かして転職する道心機一転全く新しい職種に転職する道があるということです。

職種は転職の難易度を大きく左右する要素になりますが、さらに業界といった要素を加えると証券会社からの転職のしやすさは以下の図のようなイメージにまとまります。

証券会社からの転職のしやすさのイメージ
アーク

それぞれの転職パターン別のメリット・デメリットを紹介します!

営業という職種を変えずに転職する

証券会社からの転職で圧倒的に多いのが営業という職種を変えずに転職するパターン

詳しくは後述しますが、証券会社の営業は他業界の営業と比べても転職市場での評価が高いので、そのまま営業のスキルを活かして金融業界もしくは他業界の会社に転職する人が多いです。

アーク

私の周りで証券会社を辞めていった人の転職先も金融業界もしくは他業界の営業が圧倒的に多いです!

具体的な転職先の事例

【金融業界】銀行、生保、損保、IFAなど
【他業界】不動産、M&A、コンサルティング、人材、IT、通信など

この転職パターンのメリット・デメリットは以下のとおり。

メリット
デメリット
  • 転職が割と決まりやすい
  • 年収が下がらない、上がる可能性も大いにある
  • 営業の仕事を続けることになる

証券会社から営業という職種を固定して転職活動に取り組んでいる人は割とすぐに転職が決まっている人が多い印象です。

営業の求人を募集している企業は証券会社で営業の経験を積んできた人材を欲しいと思っているところは多いですし、実際に転職サイトに登録するとたくさんのオファーが届きます。

実例として、営業の職種を固定して金融業界や他業界での転職活動を進めていた友人は書類で落とされることもほとんどなく、内定も複数取れた上で一番いい条件の企業に転職できたと言っていました。

また、証券会社は一般的に年収が高いと言われている職業ですので、転職することによって年収が下がるケースが散見されます。

ただし、営業という職種は相対的に給与水準が高いため、他業界の営業職に転職をしたとしても年収があまり下がらなかったり、場合によっては年収アップする可能性もあります。

アーク

営業は嫌いじゃないけれど、証券営業や証券会社特有の雰囲気が合わないと感じている方は他の営業職に転職するのがおすすめです!

未経験の職種に転職する

証券会社からの転職としては圧倒的少数派ですが、未経験の職種に転職する道もあります。

アーク

私みたいに営業の職種から離れたい人向けですね!

私の知り合いで証券会社を辞めた人の中には、未経験の職種に転職した人はいませんが、具体的には下記のような職種が挙げられます。

具体的な職種

Webマーケター、Webデザイナー、プログラマー、経理、事務、人事、IR担当、サービス業など

この転職パターンのメリット・デメリットは以下のとおり。

メリット
デメリット
  • 営業職から離れられる
  • 専門的なスキルが身につけられる
  • 転職の難易度が高い
  • 年収が大きく下がる可能性がある

証券会社から未経験の職種に転職する最大のメリットはプレッシャーの大きい営業職から離れられることです。

私は現在、事業会社でWebマーケターとして働いていますが、こんなに毎日ストレスを感じることなく働けるのかとビックリするくらい仕事環境が激変しています。

あと、これは転職した先にもよると思いますが、Web系の職種に転職した身としては営業時代よりも専門性が高いスキルを身につけられている充足感があります。

過去の私と同じように、営業という職種自体にやりがいが感じられないし、専門性も身についている実感が持てないという方には未経験の職種への転職をおすすめしたいのですが、デメリットもいくつかあります。

デメリットの1つ目は未経験の職種に転職するハードルが高いということです。

未経験の職種への転職は書類や面接の通過率も営業の職種への転職と比べれば低くなりますし、特にWeb系の専門性が高い職種に転職したい場合は自分の実績としてポートフォリオを用意しておいた方が良いです。

私の実例で言うと、未経験から事業会社のWebマーケターを目指していたので、転職の成功確率を上げるために半年以上ブログの制作に時間を費やしています。
そして、そのブログをポートフォリオとして携えて転職活動に取り組みましたが、それでも書類選考で落とされることも多々ありました。(結果的には作成したブログを評価してもらったことで転職に成功しています。)

デメリットの2つ目は年収が大きく下がる可能性があるということです。

未経験の業種への転職はどの業種から転職するにしても年収が下がる可能性がありますし、ましてや給与の高い証券会社から未経験の業種に転職するとなると大幅にダウンする可能性があります。

私の事例で言うと、証券会社時代の年収は650~700万円でしたが、未経験でWebマーケターに転職したところ年収は400万円台まで下がっています。

アーク

証券会社時代の年収が高いので、落差がより大きく感じます……

未経験の職種に転職するのであれば、転職エージェントのサービスを活用することをおすすめします。
転職エージェントは未経験の業種に関する情報未経験の職種に転職した事例も教えてくれるので、非常に参考になります。
私は大手転職エージェントのdodaリクルートエージェントを活用していました。

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【実例】証券会社からWebマーケターに転職してよかったこと

【実例】証券会社からWebマーケターに転職してよかったこと

私は

  • 営業という職種に意義を感じられれず、仕事をしていて辛かった
  • より高い専門性を身につけるためにWeb系の職種に転職したい

と思っていたので、証券会社からWebマーケターに転職しています。

証券会社からの転職先としては少数派だと思いますが、具体的にどれほど仕事環境が変わったのかを一例として紹介させていただきます。

証券会社Webマーケター
年収が高い
福利厚生が手厚い

職場で怒号が飛び交う
数字至上主義の営業をやらされる
朝が早い
在宅勤務ができない
有給が取りづらい
飲み会や接待が多い
月30〜40時間の残業
職場環境が良い
ユーザーファーストで仕事ができる
フルリモート可
有給が自由に取れる
高い専門性が身につけられ
飲み会や接待はほとんどなし
残業がない(月10時間未満)

年収が下がる
新卒入社時と比べると福利厚生が弱い

未経験からWebマーケターに転職したことで年収は大きく下がってしまいましたが、

  • ストレスなく働ける職場環境
  • Webマーケティングの専門性が身につけられる
  • ワークライフバランスの充実

といったような転職で改善したかったことを全て実現することができたので、本当に転職してよかったと思っています。

アーク

証券会社から未経験の業種に転職するパターンは少ないので、ぜひ一例として参考にしていただければと思います!

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証券会社からの転職でアピールできる強み

証券会社からの転職でアピールできる強み

これから証券会社を辞めて他の業界や職種に転職するのであれば、「証券会社の経歴から何かアピールできることはあるのだろうか?」ということが気になっている人もいると思います。

私自身の実体験をベースに紹介すると、転職活動において証券会社で働いていたことが評価された強みとしては以下の4つがありました。

1.営業力

やっぱり証券会社で働いていた経験として大きく評価されるのは営業力です。

証券会社の営業で取り扱う商材は無形商材ですし、新規開拓営業・既存顧客営業・法人営業・個人営業の全てを体験している点が大きく評価されます。また、目標の高い成果を求められる業種であるため、目標達成力も評価されます。

実際に転職サイトや転職エージェントのサービスに登録すると、様々な企業の営業職からオファーが届きますし、条件も結構いい内容がきたりします。

友人の話によると、営業職に転職するのであれば書類の通過率も高いとのことですし、面接でもこれまでの証券営業で工夫してきたことを話せばよいので、準備もそこまで大変ではありません。

アーク

過去に証券会社を辞めていった同僚も他業界の大手企業の営業職に転職していった人が多かった印象が強いです!

2.コミュニケーション能力

営業力と少し重複する部分もありますが、コミュニケーション能力も高く評価されます。

証券会社の営業は富裕層のお客様を相手に無形の商材を継続的に取引してもらっているので、信頼関係を構築する力はもちろんのこと、相手に分かりやすく伝える能力が必要不可欠です。

コミュニケーション能力は営業以外の部署でも非常に重要視されるスキルですし、転職市場でもアピールしやすいと言われています。

アーク

コミュニケーション能力は高いに越したことはないので、アピールできる場面があればしっかりとアピールしておきましょう!

3.金融の専門知識

金融機関や金融関連のサービスを手掛けている企業に対しては金融の専門知識をアピールすることができます。

証券に関する知識があることはもちろん伝わりますが、ファイナンシャルプランナー(FP)資格や在籍時に取得した資格があれば、履歴書に記載することで専門知識を有していることを客観的に示せます。

同じ金融系の営業職に転職するのであれば、証券会社で働いてきた経験やAFP資格を保有しているだけでも十分でしょう。

ただし、金融関係の仕事でより専門性が高い職種を志望するのであれば、相応の難関資格を取得しておく必要があります。
【例】アナリストを目指すのであれば「証券アナリスト」の資格を取得しておく

4.数字に強い(分析力)

私はWebマーケターの職種を志望していたので、証券会社で培った強みとして数字に強い(=分析力)ことをアピールしていました。

具体的には、営業目標から逆算して細かい数値に落とし込んだ上で日々の営業活動に取り組んでいたことや株の売買を行う際にもしっかりと数字に基づいて分析することを心がけていたことなどが挙げられます。

中でも入社1年目に取り組んだ新規開拓営業は無形商材で0から1を作り出すマーケティング活動そのものなので、仮説を立てながらPDCAをしっかりと回す能力があることをアピールすることができました。

アーク

振り返ってみると、証券営業はかなりキツかった分、色々と工夫しながら営業活動に取り組んでいたんだなと思いました。

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証券会社からの転職はポジティブに考えていい

証券会社からの転職はポジティブに考えていい

本記事をここまで読んでくださったということはそれなりに証券会社からの転職を視野に入れていることだと思います。

最後に私の実体験やこれまで証券会社を辞めていった数々の同僚を見てきたことを踏まえて、以下のメッセージを送らせていただきます。

証券会社からの転職はポジティブに考えていい

証券会社だけにしか勤めたことがない状態だと気づきにくいかもしれませんが、

  • 証券会社での勤務経験は転職市場での評価も相対的に高い
  • 転職することで職場環境が良好になる可能性が高い

ため、証券会社を辞めたいと思っているのであれば、前向きに転職を考えていいと思います。

アーク

私の友人も証券会社の職歴は思ったよりも転職活動で評価されたと言っていましたし、転職先が働きやすく感じると言っている人が多いです!

私自身も大手証券会社を辞めて事業会社のWebマーケターに転職しましたが、非常に働きやすい環境ですし、毎日の仕事が楽しく、苦痛に感じることはほとんどありません。

証券会社から転職するだけでこんなにも状況が改善されるのかと私自身が驚いているので、証券会社で働く日々にしんどさを感じているのであれば、まずは転職活動を始めてみてください。

転職活動自体は離職をせずに無料でできますので、大手のエージェントサービスを利用することをおすすめします。

私が実際に転職活動で利用していたおすすめの転職エージェント・転職サイトは下記の記事で紹介しています↓

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