近年はWebマーケティングを積極的に活用する企業も増えており、Webマーケターの職種も人気が高まっています。
Webマーケターは専門性も高く、比較的自由な働き方が実現できるため、これからWebマーケターになりたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そして、気になるのが「未経験でもWebマーケターになれるの?」ということだと思います。
この問いに対する回答をお伝えすると、未経験でもWebマーケターになることは可能です。
実際に私も金融業界の営業職からWebマーケターに転職することができました!
ただ、未経験でのWebマーケティング転職は多少ハードルが高いと感じたのも事実。
そこで本記事では、私の実体験も交えながら未経験からWebマーケターに転職する具体的な方法を紹介させていただきます。
実際にWebマーケティング転職を成功させるために色々試して役立ったことを凝縮して紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
Webマーケターとは|仕事内容や魅力を紹介!
まず最初にWebマーケティングとは何かをお伝えしておきます。
Webマーケティング
Webサイト上でより多くのお客さんを集客し、サイト上で展開している商品やサービスの購入、もしくは長期的な関係構築を促す一連の活動
このようにWebマーケティングは定義がそもそも幅広いため、Webマーケターと一口に括っても取り組む業務は様々です。
Webマーケターの仕事内容
WebマーケターはWebサイトを通じて売り上げをアップさせるために様々な施策を講じるのが主な仕事となりますが、具体的なマーケティング手法を以下に挙げてみます。
- SEO(検索エンジン最適化)
- LP最適化
- 広告運用(Google広告、Twitter広告など)
- SNS運用
- Youtube運用
- ECサイト運営
- メールマガジン
どれも結果を出すためにはそれなりの知識や経験が求められる奥深いマーケティング手法です!
働く会社の部署によってこれらのマーケティング手法を複数用いることもあれば、1つの手法を突き詰めることもあります。
そのため、WebマーケターといってもSEOに強い人もいれば、SNS運用に強い人、広告運用に強い人といったように種類が分かれるイメージです。
人によって用いるWebマーケティング手法は異なるものの、アクセスを解析して改善を繰り返す能力はWebマーケターとして働く上で重要なスキルとなります。
また、Webマーケティング会社には事業会社と支援会社の2種類があり、どちらに属するかで働き方が大きく異なります。
- 事業会社
- 自社の商品やサービスを持っている会社。事業会社のWebマーケターは自社商品の認知拡大や売上増加を目的にWebマーケティングの手法を用いるイメージ。
- 支援会社
- 事業会社を支援する会社。Webの広告運用やSEO対策、SNS運用代行などを受託するイメージ。
事業会社のWebマーケターは自社商品の売り上げを増やすことを目的に様々なWebマーケティング施策を講じることが多いです。
特定の業界で自社商品の売り上げや認知を拡大するために深くWebマーケティング施策を行えるのが事業会社の魅力!
一方、支援会社のWebマーケターは特定の手法に特化し、複数の事業会社を並行しながらサポートしているイメージです。
支援会社は様々な業界の事業会社を相手にWebマーケティングのサポートを行えるので、より幅広い経験を積むことができます!
事業会社と支援会社の違いについて詳しく知りたい方は下記の記事を併せて参照してください。
これまでお伝えしてきた内容を図式化してまとめたものがこちら。
Webマーケターといっても働く会社や用いるWebマーケティング手法によって仕事内容が全然異なることをご理解いただければと思います。
Webマーケターとして働く魅力
実際に私自身が未経験からWebマーケターに転職しましたが、具体的にWebマーケターとして働いて感じた魅力は以下の6つです。
- 成果を数値で可視化できる
- 売上のインパクトが大きい
- 創意工夫の余地が大きい
- 専門的なスキルが身に付く
- 副業にも活かせる
- リモートワークで仕事ができる
Webマーケターは決して楽な仕事ではありませんが、創意工夫の余地が大きく、自分で試行錯誤した成果が数値で可視化できるので、とても楽しくてやりがいのある仕事だと思います。
また、専門的なスキルも身に付き、副業にも活かせる点もこれからの時代を生き抜く上で大きなメリットです。
リモートワークで仕事ができるので、めちゃくちゃ働きやすいですよ!
20代で未経験からWebマーケターに転職した実例
未経験からWebマーケターに転職した実例として当時の私の状況を記しておきます。
- 【転職時の年齢】27歳
- 【学歴】国立大学の経済学部を卒業
- 【前職】証券会社の営業職(3年8ヶ月勤務)
- 【ブログの運営歴】約3年(2019年6月にブログを始める)
- 【ブログの実績】収益:1,000~3,000円/PV:1,500~3,000
私は前職が大手証券会社の営業職でしたが、仕事に面白さを見出せず、副業をやるために社会人2年目の頃(2019年6月)にブログを始めました。
前職時代はブログで全然稼ぐことができませんでしたが、ブログ運営を通じて自分が書くことが好きであることに気づけたり、徐々にWebマーケティングの面白さに魅了されていきました。
そして次第にWebマーケティングで生計を立てていきたいと考えるようになり、嫌な証券会社の仕事を辞めてブログにフルコミットします。
その後はウェブ職TVを参考にブログで稼ぐための知識を体系的に学びながら、超特化ブログを作成しました。
それから完成した超特化ブログ(収益は0でPVは1,500ほど)をポートフォリオに携えて転職活動を行い、なんとか事業会社のWebマーケティング職の内定を頂けたといった流れです。
ブログの実績が乏しい点が不安材料でしたが、転職時はブログの中身やこれまで実践してきたことの方が評価されました!
未経験からのWebマーケティング転職は決して簡単ではありませんでしたが、私自身の実体験を踏まえても未経験からWebマーケターになることは可能です。
後ほど、未経験からWebマーケティング転職を実現させるロードマップにてポイントを紹介させていただきますので、ぜひ参考にしてください。
未経験からWebマーケターになるには?3つのルートを紹介!
未経験からWebマーケターになるための主なルートは以下の3つです。
Webマーケターに転職(就職)する
未経験からWebマーケターを目指す王道のルートがWebマーケティング転職です。
インターネット広告費は年々右肩上がりで増加しており、様々な業界の企業がWebマーケティングに力を入れています。
そのため、Webマーケティング人材を募集している企業も多く、未経験OKの求人も多いです。
Webマーケターに転職したいのであれば、Webマーケティングにおすすめの転職エージェントを活用しましょう。
私は下記の転職エージェントを利用し、内定をいただくことができました!
- 私が利用していたおすすめの転職エージェント
- ①リクルートエージェント
:転職支援実績No.1!転職活動するなら絶対に登録しておくべき転職エージェント
②doda(デューダ):業界No.2の転職エージェント 転職者満足度はNo.1!
③マスメディアン:マーケティング職に特化した転職エージェント Webマーケ転職するなら登録すべし!
Webマーケティング関連の部署へ社内異動を希望する
現在働いている会社にWebマーケティング関連の部署がある方は社内異動の希望を出してみるのも1つの手段です。
未経験からWebマーケターになる方法としては最もリスクは低いですが、決定権は会社側が握っているので実現する確率も低いです。
特に大企業になればなるほど組織が複雑化していくので、ピンポイントで狙った部署に異動するのは難しい印象があります。
私が前職で所属していた大手証券会社にもオウンドメディアがありましたが、正直どの部署がやっている仕事なのかも分かりませんでしたし、営業職から異動できる確率は著しく低いと感じたため、転職する道を選びました。
フリーランスWebマーケターとして独立する
最もリスクが高い方法ではありますが、いきなりフリーランスのWebマーケターとして独立する道もあります。
自分で仕事を獲得して実績と信頼を地道に積み重ねていくのは難しいものの、自由度が高い働き方ができるのは魅力です。
幸いWebマーケティング関連の仕事は多くのところで募集されているので、実際にフリーランスのWebマーケターとして活動されている方も多くいます。
また、自分でブログを運営したり、TwitterなどのSNSでWebマーケティングを駆使して生計を立てている方も多いです。
ある程度リスクを取っても問題ない方はフリーランスWebマーケターを目指しても良いかもしれません。
未経験からWebマーケティング転職を実現させるロードマップ
完全未経験でこれからWebマーケティング転職を実現したいと考えている方は下記のロードマップを参考にしてください。
Webマーケティングの全体像を掴む
本記事でもWebマーケターの仕事内容をざっくりと紹介しましたが、Webマーケティングの基礎やWebマーケターの働き方を理解しておくことは重要です。
ここでは私が実際に読んだ本の中でWebマーケターとしての働き方やキャリアのイメージを掴むことができたおすすめの3冊を紹介させていただきます。
Webマーケティングについて理解を深めたい人はぜひ読んでみてください!
それぞれの本の詳細については下記の記事で紹介しています↓
実践して経験を積む
Webマーケティングについてなんとなくでも理解できたらさっそく実践して経験を積んでいきましょう。
未経験からWebマーケティング転職を成功させるためには自分で実践して経験を積み、少しでも実績を残すことが重要です。
Webマーケティングを実践することでより知識も定着しますし、転職活動でのアピールにもつながってきます!
まずは無料で始められるSNS(TwitterやInstagramなど)か低コストで始められるブログに挑戦してみることをおすすめします。
そして、成功確率を少しでも高めたいのであれば、Webマーケティングスクールを活用しましょう。
Webマーケティングスクールを活用すれば、より効率的に学習することができ、成果も出やすくなります。
また、私自身も転職活動で実感したことですが、Webマーケティングスクールの受講経験があると評価されやすいです。
実際に転職活動でフィードバックいただいた内容として「Webマーケティングスクールを受講していたことで熱量が高く、主体的に学習できそうな印象を持った」と複数の企業から評価いただきました。
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ちなみに私はWebマーケティングスクールとして「Withマーケ
転職活動に取り組む
ある程度実践経験を積んだら転職活動に取り組みましょう。
転職活動に取り組む際は複数の転職エージェントを組み合わせて利用することをおすすめします。
転職エージェントを利用することで、質の高い求人に応募することができますし、職務経歴書のアドバイスや面接対策のサポートも行ってくれるので、転職の成功確率を高められます。
私がWebマーケティング転職を行っていた時は下記の転職エージェントを併用していました。
- 【実際に活用していた】おすすめの転職エージェント
- ①リクルートエージェント:転職支援実績No.1!転職活動するなら絶対に登録しておくべき転職エージェント
≫リクルートエージェントの体験談を見る | →リクルートエージェントの登録はこちら
②doda(デューダ):業界No.2の転職エージェント 転職者満足度はNo.1!
≫dodaの体験談を見る | →dodaの登録はこちら
③マスメディアン:マーケティング職に特化した転職エージェント Webマーケ転職するなら登録すべし!
≫マスメディアンの体験談を見る | →マスメディアンの登録はこちら
私自身も実際に利用していた転職エージェントなので、自信を持っておすすめできます!
未経験からWebマーケティング転職をする際の注意点
私自身の実体験を踏まえて、未経験からWebマーケティング転職をする際の注意点を2つお伝えしておきます。
未経験からのWebマーケティング転職は意外とハードルが高い
1つ目は未経験からのWebマーケティング転職は意外とハードルが高いことです。
そもそも転職活動は書類選考の通過率が約30%と言われていますし、Webマーケティング転職に限らず未経験の職種への転職はハードルが高いと言われています。
私も未経験からのWebマーケティング転職を行っていましたが、14社に応募して書類選考を通過したのは4社だけでした。【書類選考通過率:28.6%】
書類選考の段階で落とされることも多いですが、転職活動では割と落ちる割合の方が高いのでそこまで気にせずにメンタルを保つことが重要です。
そして、少しでも転職の成功確率を上げるために書類選考対策や面接対策はしっかり行うようにしてください。
書類選考対策や面接対策は下記の記事でポイントを解説しております!
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書類選考対策や面接対策は第3者からの視点でフィードバックをもらえた方がより仕上がりも良くなるので、ぜひ転職エージェントの担当者にも協力してもらいましょう。
未経験の業種への転職は年収が下がる可能性がある
2つ目は未経験の業種への転職は年収が下がる可能性があることです。
Webマーケティング職の年収は平均よりも高いですが、未経験からWebマーケターに転職する場合の年収は300万円〜450万円が一般的と言われています。
つまり、現職の年収がこのレンジよりも高い人は未経験からWebマーケティング転職をすることで年収が下がる可能性があります。
ただ、未経験でもとりあえず1社目でWebマーケターとしてのキャリアを積み、その後に転職活動を行なって年収を徐々に上げている方は多いそうです。(転職エージェント談)
加えて、Webマーケターとして実務経験を積むとそのまま副業に取り組んで収入増につなげることもできるので、個人的には未経験からWebマーケティング転職するのは魅力的だと感じています。
Webマーケターに向いている人
ここまでの内容を踏まえて「Webマーケターになりたいと思ったけれど、本当に自分に向いているのだろうか……」と不安に感じている方もいらっしゃると思います。
最後に私自身がWebマーケターとして働く中で感じたWebマーケターに向いている人の特徴を5つあげておきます。
- 数字を分析するのが好き
- PDCAを回すことを習慣化している
- 地道な作業が苦にならない
- ブログを長期にわたって継続できている
- 人の気持ちを汲み取れる
特に数字を分析することが好きで、仮説検証を繰り返して成果が上がることに喜びを感じられる人はWebマーケターに向いています。
私も前職(証券会社)で銘柄分析をすることが好きでしたし、ブログでもアクセス解析が好きだったので、Webマーケティングの仕事は毎日楽しいと感じています。
また、Webマーケティングは地道なリサーチや作業も多いので、地道な作業が苦に感じないかどうかも重要です。
ブログを長期にわたって継続できている人はこれらの条件をクリアして続けられていると思うので、かなり適正がありますよ!
あと、マーケティングはユーザーの視点に立って仮説を考えたり、施策を打つことが多いので、人の気持ちを汲み取れる人は結果を出しやすいです。
少しでも当てはまった方はWebマーケティングの仕事に向いている可能性があるので、ぜひWebマーケターを目指して転職活動を頑張ってください。
未経験からのWebマーケティング転職に関するよくある質問
未経験からWebマーケティング転職を行うにあたり、気になるであろう点をQ&A形式でまとめました。
- Webマーケターの将来性は?
-
これまでもインターネット広告費は年々右肩上がりで増加しており、今後も市場規模は拡大していくことが予想されます。
将来的にAIが検索行動のあり方を変える可能性はありますが、ネットで検索する行為はなくならないでしょう。
変化が激しい業界ではあるものの、身に付くスキルも多く、市場価値もどんどん高まっていきますよ。
- ブログをやっておくと転職活動で有利になりますか?
-
はい。私の実体験としてもブログの運営経験はWebマーケティング転職に大きく役立ちます。
特にSEOの業務に携わる職種であれば、よりブログをポートフォリオとして活用することが重要です。
- Webマーケティングに関連する資格は取得しておいた方が有利ですか?
-
Webマーケティング転職を成功させるために必ずしも資格は必要ではありません。
私もWebマーケティング転職を行うにあたって、GoogleデジタルワークショップやGoogleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)に合格しましたが、そこまで大きな効果は感じられませんでした。
ただし、これらの資格は合格すると履歴書に記載することができるので、取得しておくとより良い印象を与えられるでしょう。
比較的簡単に合格できますし、受講費用もかからないので、余裕がある方はぜひチャレンジしてみてください。
- Webマーケティング業界はホワイト?
-
Webマーケティング業界は市場規模が年々拡大しており、柔軟な働き方にも対応できるため、全体的にはホワイト企業が多いと言われています。
私自身も実際にWebマーケターとして働いてみて、リモートワークを積極的に活用できますし、社内の人間関係も良好なので非常に働きやすいと感じています。
- 地方在住でもWebマーケターに転職できますか?
-
はい。主要都市の方がWebマーケターの求人数は多いものの、地方在住でもWebマーケターに転職することは可能です。
全国どこでも働けるフルリモートのような求人もあったりするので、ぜひ探してみてください。
まとめ:未経験でもWebマーケターになれる!
以上、私自身の実体験をもとに未経験からWebマーケターになる方法を紹介させていただきました。
決して楽な道のりではありませんが、しっかりと準備をすれば未経験でもWebマーケターになることは可能です。
私はWebマーケターに転職したことで毎日の仕事が楽しいと感じられるようになりましたし、日々専門的なスキルが身についている実感もあるので、本当に転職して良かったと思っています。
個人的にはWebマーケターは心からおすすめできる職業ですので、Webマーケターになりたいと考えている人を応援したいです。
ぜひ本記事を参考に、少しでもWebマーケティング転職に向けて歩みを進めてもらえると幸いです。
- 私が利用していたおすすめの転職エージェント
- ①リクルートエージェント
:転職支援実績No.1!転職活動するなら絶対に登録しておくべき転職エージェント
②doda(デューダ):業界No.2の転職エージェント 転職者満足度はNo.1!
③マスメディアン:マーケティング職に特化した転職エージェント Webマーケ転職するなら登録すべし!